こんにちは、ナッツ・ナッツバターオタクのさゆです(*‘ω‘ *)
ピーナッツバターは、濃厚でクリーミーで本当においしいですよね〜。
私は毎日スプーンですくって食べています(笑)
しかし、ピーナッツバターの原材料を見てみると、「植物油」が含まれていることがよくあります。
なぜ、ピーナッツだけでなく植物油が加えられているのでしょうか・・・?
今回は、その理由について詳しく解説します!
- ピーナッツバターをよく食べる人
- 健康や栄養に関心がある人
- 購入する食品の成分にこだわりがある人
そもそも植物油とは?
植物油とは、言葉の通り植物から抽出される油です。
例えば、ピーナッツバターに使われる植物油だと菜種油、大豆油やパーム油などが一般的です。
どれも比較的コストが低く、風味が控えめなのでピーナッツの味を邪魔しない特徴があります。
原材料欄には「植物油」としか書かれていない場合がありますので、もしどの植物油を使っているか気になる場合は、メーカーに問い合わせるのが良いでしょう。
ピーナッツバターに植物油が含まれている理由
では、なぜ「植物油」がピーナッツバターに含まれているのでしょうか?
ピーナッツだけでピーナッツバターは作れないのでしょうか?
ピーナッツバターに植物油が含まれている理由は主に4つあります。
理由1:テクスチャーの改善
植物油がピーナッツバターに含まれている1つ目の理由は、テクスチャーの改善です。
原材料が純粋にピーナッツだけで作られているピーナッツバターは、ピーナッツとオイルが分離をします。
こんな感じに↓
特に、温度が低いときや時間が経つと、表面に油が浮いてくることがあります。
これは特に品質に問題があるわけではなく、無添加だと自然に起きる現象なのですが、毎回食べる時に分離した油を混ぜないといけないため面倒です。
そこで使われるのが「植物油」。
植物油を加えることで分離を防ぎ、ピーナッツバターが常に滑らかでクリーミーな状態を保つことができるのです。
そのため、植物油が入ったピーナッツバターの方がパンやクラッカーに塗りやすいです。

スーパーによく売られているSKIPPYピーナッツバターも原材料に植物油が含まれています
理由2:保存性の向上
もう一つの理由は、保存性の向上です。
ピーナッツバターは長期間保存できる食品ですが、ピーナッツ自体の油分は酸化しやすく、時間が経つと風味が劣化します。

私の経験上、酸化したピーナッツバターは少しすっぱくなるか苦くなります
この酸化を防ぐために、植物油が使われます。
特に水素添加された植物油を加えることで、酸化を遅らせ、ピーナッツバターの風味を長く保つことができます。

ピーナッツバターを食べ切るのに時間がかかってしまう方は、植物油が入ったものの方がいいかもしれませんね
ピーナッツバターの酸化を防ぐ方法については別の記事にも書いていますので興味のある方はぜひ読んでみてください↓

理由3:コスト削減
製造コストの観点からも、植物油の使用は大きなメリットがあります。
ピーナッツの油分だけでピーナッツバターを作る場合、コストが高くなることがあります。
特に、品質の高いピーナッツを使用する際には、製造費用が増加します。
例えば、原材料がオーガニックピーナッツだけで作られている「メゾンデノワのピーナッツバター」 は、内容量170gで1,600円しますが、植物油を含む「SKIPPYのピーナッツバター」は340gで700円ほどです。
低コストな植物油を加えることで、全体的なコストを抑えたピーナッツバターを提供することができます。
理由4:製品の一貫性
最後に、植物油を加えることで製品の一貫性を保つことができます。
ピーナッツの品質や油分の含有量は、収穫時期や産地によって異なることがあります。
植物油を加えることでその違いを補い、常に同じ品質のピーナッツバターを提供できるのです。

植物油があれば、いつでも安定した風味とテクスチャーを楽しめますね
植物油はカラダに悪い?デメリットは?
ここまで、ピーナッツバターに植物油が含まれているメリットをお伝えしてきましたが、実はデメリットもあります・・・。
そのデメリットとして特に気になる健康リスクと環境問題について解説します。
健康リスク
多くの植物油は、製造過程で高温処理をされるため、この過程で油が酸化しやすくなります。
酸化した油は体内で有害な物質を生成し、細胞にダメージを与える原因になります。
このダメージが蓄積すると、老化の進行やがん、心臓病といった深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。

また、ピーナッツバターによく使われる植物油には飽和脂肪酸が多く含まれており、過剰な摂取は心臓病や動脈硬化のリスクを高めるとされています。
すべての植物油が悪いわけではありませんが、このような健康リスクがあるということは把握しておいた方がよさそうです。
環境への悪影響
ピーナッツバターによく使われる植物油の1つが「パーム油」です。
パーム油はアブラヤシの果実から作られる油なので、生産するためには、アブラヤシが生えている熱帯雨林の伐採をしないといけません。
これにはかなり大規模な伐採が必要なため、生態系に大きなダメージを与えてしまうのです。

さまざまな植物やオランウータンなどの動物が生息地を奪われています
また、アブラヤシの大規模な農園を作るために、泥炭地という炭素を大量に含んだ土地を燃やす必要があります。
これにより温室効果ガスが排出され、地球温暖化の加速の原因にもなってしまいます。
植物油なしのおすすめピーナッツバター
お伝えしたとおり、「植物油」にはデメリットもあるため、私は植物油が含まれていないピーナッツバターを選ぶようにしています。
今回は植物油を含まないおすすめピーナッツバター3つをご紹介します!

私が実際に食べたおすすめ商品です
アリサン
まず一つ目は「アリサン」のピーナッツバターです。
参照:Amazon
添加物や砂糖、塩などを一切入っていない「ピーナッツ100%」で作られたピーナッツバター。

健康のために砂糖や塩を控えている方や、ピーナッツ本来の味を楽しみたい方におすすめです
さらに容量454gで大容量なのに、値段も1500円ほどなのでオーガニックにしてはお手頃。
※価格は2024年8月時点
毎日気兼ねなく食べることができます。
大好きすぎて記事にもまとめていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください↓

HAPPY NUTS DAY
次にオススメなのは「HAPPY NUTS DAY」です。
千葉県産のピーナッツを使った安心の国産。
てんさい糖で甘さが加えられているためパンやクラッカーにとっても合います。
甘さがあり食べやすいので、普段あまりピーナッツバターを食べない方にもオススメです。
レビュー記事を書いていますので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください↓

RODORIN(ロドリン)
3つ目のオススメは「RODORIN(ロドリン)」のミックスナッツバターです。
参照:RODORIN
こちらはピーナッツではなく健康や美容効果の高い、アーモンド、クルミ、マカダミアナッツ、MCTオイル、アマニシード、デーツの6つの原材料がミックスされています。

毎日食べてもカラダに良いものがほしい!というナッツバターオタクの思いから作られた、こだわりの一品
ナッツ本来の味とデーツの甘みが絶妙にマッチしており、くどくないのでとても食べやすいです。
参照:RODORIN
カラダに入れるものだから原材料にこだわりたい、より健康になりたいという方にオススメのナッツバターです。

まとめ
今回はピーナッツバターに含まれる「植物油」についてお話ししました。
\\ まとめ //
ピーナッツバターに植物油が含まれている理由は4つ。
- テクスチャーの改善
- 保存性の向上
- 製造コストの削減
- 製品の一貫性を保つ
ピーナッツバターの安定した美味しさや価格を保つのに植物油が使われる。
しかし、植物油には健康リスクや熱帯雨林の破壊などデメリットがあるため、含まれていないものを選んだ方がより良い。
皆さんの参考になればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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